【あたたかい住まい】神奈川県F邸 後編 光熱費は下がり、心地よさは断然アップ。 心から安らげる、楽しい我が家。

この夏も暑い日が続いたが、F邸はなんとも心地いい。冷たい風は感じず、全体が適度な涼しさになっている。

冬も、以前のマンションより、木造のこの家の方が断然あたたかで、想像していたよりもずっと快適だという。「前のマンションは、ガスの床暖房だったのですが、マンションのわりに寒かったんです。ガス代もとてもかかったし」と奥様。

また、光熱費も格段に下がった。エアコンは、夏は26℃くらいに設定。冬は、22〜24℃くらい。どちらのシーズンもつけっぱなしで、夏は一カ月約8千円、冬でも1万4、5千円。木造でオール電化などの諸条件から考えると、かなり抑えられている数字である。

2階のファミリールーム。ここに設置されたエアコンは夏用。この1台で家中を冷房する。
2階のファミリールーム。ここに設置されたエアコンは夏用。この1台で家中を冷房する。

「以前は温度差もかなりありましたね。リビングはぽかぽかだけど、廊下や北側の部屋はすごく寒かったり。今、考えると、身体によくなかったと思います」。 

そういうご主人が木造にこだわったわけは、自然素材という点にもあった。「やはりコンクリートの中と木造では身体や気持ちへの影響も違うと思うんです。そういう点で、壁を全部、珪藻土にしたのもよかったですね。コストはかかったけど、その分これからの光熱費でカバーできるかもしれないし」。帰宅すると心からほっとするという。

温度差のない1階と2階。オールシーズン、どの空間も快適なので自然と活動的になる。子ども達にとっては家中が遊び場に。
温度差のない1階と2階。オールシーズン、どの空間も快適なので自然と活動的になる。子ども達にとっては家中が遊び場に。

「かくれんぼもいっぱいできるよ。隠れるところが、たくさんあるの」とお姉ちゃん。取材中もまるでゴムまりのように、家中を駆け回っていた。「今はストレスがなく、のびのびと遊ばせることができます。お友達が来ても、みんな楽しそうだし。夏はテラスで水遊びもできて、家を建てて本当によかったです」。ご夫婦の素敵な笑顔が、すべてを物語っている。

奥は子ども室。ドア上部の丸いものはファン。ドアを閉めてもファンで空気を引き込めるようにしている。
奥は子ども室。ドア上部の丸いものはファン。ドアを閉めてもファンで空気を引き込めるようにしている。
バルコニー側から階段室に向かって。上下階の空気循環を促すため、吹抜けの上部にはシーリングファンを設置している。
バルコニー側から階段室に向かって。上下階の空気循環を促すため、吹抜けの上部にはシーリングファンを設置している。

CHECK POINT! コストのこと

27年8月分(上)は、以前住んでいたマンション(約60㎡)での電気代。28年8月分(下)はこの家での電気代。面積は約2倍に広くなった上にオール電化の現在の方が、約1000円も安くなっている。冬季も、以前はガス代と電気代合わせて2 万円近くかかったが、現在は1 万4 千円ほど。1年を通して光熱費がぐっと安くなっている。

ひと夏の電気代の比較
ひと夏の電気代の比較