半数近くが「普段使わない部屋あり」!? 調査データでわかった暑すぎる、寒すぎる部屋の存在

今、お住いの家にどれくらい満足していますか?

こう聞かれると、多くの方が「満足している」と答えるかもしれません。では、部屋のあたたかさや涼しさといった温熱環境はいかがでしょうか?

今回は、今の住まいの温熱環境(あたたかさ・涼しさ)に対する満足度を調査した「第2回 住まいの温熱環境の実態と満足度調査」(※)から、生活者の本音を探ります。

※:旭化成建材快適空間研究所および旭リサーチセンターが、「あたたかい暮らし研究会」として行った調査。対象地域は、首都圏、北海道、宮城県、中京圏、阪神圏、福岡県。夏季と冬季の2度に分けて室内の温熱環境とそれらの満足度の実態を調査するとともに、男女別、築年数別、季節別、部屋別の満足度と暮らし方などを分析し、温熱環境と生活者の実態を明らかにしました。詳細は、プレスリリース内容をご覧ください。

住まいの温熱環境の満足度は?
住まいの温熱環境の満足度は?

住まいのあたたかさ・涼しさに満足している人は、約3割しかいない

住まいを総合的に満足している人(たいへん満足、やや満足)の比率は、52.7%。半数以上が住まいに満足していることがわかります。

しかし、「温熱環境」に満足している人の比率は32.6%と、総合的に満足している人の比率よりも約20%も低いことがわかりました。

不満の理由を探るため、夏、冬それぞれ不満のある場所について聞いてみました。

夏の不満のワースト1は、「台所」

夏に不満度の高いスペースは「台所」と「トイレ」。「台所」は調理の際に暑くなるから不満が多いのだと推察されます。

冬の不満のワースト3は「洗面所」「浴室」「トイレ」

冬季は、「洗面所」「浴室」「トイレ」の不満度が高くなっていました。一般的にあまり暖房をしない部屋の不満度が高いことから、寒すぎることが不満の理由になっていることがうかがえます。

住まいの中に「温度差があること」が不満の理由に

住まいの温熱環境に満足している人の満足理由としては、夏季は「風通しがよい」、冬季は「日当たりが良い」がトップで、続いて夏季・冬季とも「冷暖房の効きが良い」となっています。


一方、不満の理由は、「暖房しないと寒い(冷房しないと暑い)」が高く、「冷暖房部屋との温度差」、「1・2階の温度差」が続いています。
夏も冬も、空間の温度差を、不満の理由に挙げる人が多いということがわかりました。

夏、半数近くの人が「使いたくない部屋」がある!?

夏季暑くて使いたくないスペースがある人は45.4%と、半数近くにも上ることがわかりました。使いたくない部屋・スペースの回答としては、「寝室」が最も高くなっていました。

一方で、冬季寒くて使いたくないスペースがあると回答した比率は27.5%でした。夏季よりも比率は少ないですが、冬季寒くて使えない部屋・スペースを挙げてもらうと、「洗面所」、「廊下」、「納戸」、「トイレ」、「浴室」と、多くの部屋が20%以上の比率で挙げられていることがわかりました。

夏の暑さ、冬の寒さに家が対応しきれていない

この結果から、夏の暑さ、冬の寒さに家の造りが対応しきれていないことが、家の温熱環境の不満につながっていることがうかがえます。

次回は、本調査の地域別の調査データを紹介します。