冬はひざ掛けが手放せない…。それ、部屋のせいかも?

冬の間は昼間も、家の中にいるときは毛布やひざ掛けを使い、エアコン、フットヒーターをフル稼働・・・。「冷え性だから」、「寒がりだから」ですませているかもしれませんが、実はそもそも部屋が寒すぎるということはないでしょうか。

今の住まいの温熱環境(あたたかさ・涼しさ)に対する満足度を調査した「第2回 住まいの温熱環境の実態と満足度調査」(※)から、寒い部屋に住む人とあたたかい部屋に住む人の、冬の過ごし方の違いが浮かび上がりました。

※:旭化成建材快適空間研究所および旭リサーチセンターが、「あたたかい暮らし研究会」として行った調査。対象地域は、首都圏、北海道、宮城県、中京圏、阪神圏、福岡県。夏季と冬季の2度に分けて室内の温熱環境とそれらの満足度の実態を調査するとともに、男女別、築年数別、季節別、部屋別の満足度と暮らし方などを分析し、温熱環境と生活者の実態を明らかにしました。詳細は、プレスリリース内容をご覧ください。

部屋の気温が高いほど防寒しなくなる
部屋の気温が高いほど防寒しなくなる

寒いはず!冬、起床時の室温が10℃以下の住まいは、3割以上

冬季の居間・食堂の起床時の室温を調査した処、10℃以下が32.8%という結果に。朝起きた後、3割以上の人がとても寒い室内に移動しなければならない、という実情がわかります。冬の朝のストレスになりますね。

ここでは、起床時の居間・食堂の室温別に、クラスA(21℃以上)、クラスB(16~ 20℃ )、クラスC(11~ 15℃ )、クラスD(10℃ 以下)と分けて、クラス別に温熱環境に対する満足度を比較します。

※起床時の居間・食堂の室温は、測定値ではなく設問への回答によるもの

冬、あたたかい住まいの人は、満足度が高い

冬季の居間・食堂の起床時の室温21℃以上(以下クラスA)と回答した人達を見てみると、「住まいの総合満足度」の「たいへん満足」の比率は33.4%、「温熱環境の満足度」の「たいへん満足」の比率は22.1%となっており、他のクラスより住まいに満足している人の比率が高くなっているということがわかりました。

つまり室温の高い(あたたかい)住まいの人は、室温の低い(寒い)住まいの人よりも、住まいの温熱環境についてだけではなく、住まいの総合的な満足度も高くなっているということがわかりました。

室温が高いと家の満足度が高い

冬、住まいがあたたかいと、家全体の部屋を有効に使いやすい

「冬季の温熱環境の満足度」については、クラスAの住まいの温熱環境の満足度(たいへん満足、やや満足)が約50%と他クラスよりも高くなっていることがわかりました。

また、「部屋が寒くて使えない、あるいは使いたくない部屋やスペースがある」とする比率は、クラスAは他クラスよりも15%以上低くなっており、部屋やスペースを有効に使いやすい傾向にあるということがわかりました。

部屋があたたかければ、防寒行動が減りシンプルな生活に

日常生活全般において部屋で寒いと感じた時にどのような行動をとるのかについて調査しました。
「毛布やひざ掛けをかける」、「カーテン・雨戸を閉める」、「暖房をしている部屋のドアや間仕切りを閉める」などの防寒行動は、クラスDよりもクラスAの住まいで少ないことも分かりました。

あたたかい部屋の人は、所有している暖房器具が少ない

「居間・食堂にある暖房器具」ついては、クラスAの方がクラスDよりも、ほとんどの種類の暖房器具において所有している比率が少ない傾向であることがわかりました。特に、「石油(灯油)ファンヒーター」はクラスAとクラスDで所有している比率の差が大きくなっています。一方で、「全館空調」の比率は、クラスAの方が高いことがわかりました。

部屋のあたたかさは、住まいの満足度に影響する

このような結果から、冬季あたたかい住まいに暮らす人ほど防寒のための行動が少なく住まいへの満足度が高いことから、あたたかい住まいは、暮らしの質を変える可能性があるということが垣間見えてきました。