「住まいの温熱環境の実態と満足度(脱衣室・浴室編)」調査結果について

4割の人が冬季の脱衣室で寒さを感じている
脱衣室で寒さを感じているのに、寒さ対策をしていない人は7割を超える。

 
近年、日本では、冬季、家庭での入浴中の死亡事故は年々増加傾向にあり、「家」や「居住施設」の「浴槽」での溺死者数は平成30年に5,072人と、交通事故死亡者数3,532人を大きく上回っています。また、入浴中に「溺死」だけでなく「病死」も含めてヒートショックに関連した原因で亡くなったと推計される人は約17,000人で、そのうち高齢者が14,000人と考えられています。

入浴中の死亡事故の多くは、室温の高い居室から室温の低い脱衣室・浴室、そして浴槽内へと移動する時の温度変化によって、血圧が上下に急変動することで引き起こされるものと考えられています。特に、脱衣室・浴室は、一般的に北側に配置されることが多く、住宅内のスペースの中でも特に寒冷な環境であるため、ヒートショックを誘発する危険性が高くなっています。今後、高齢人口が増加する日本において、このような事故を防ぐために、脱衣室・浴室の温熱環境の改善や安全な入浴方法の普及は喫緊の課題です。

このたび、「あたたかい暮らし研究会」では、冬季の脱衣室・浴室での寒さの感じ方や体調等の実態を把握するために調査を実施しました。調査結果の概要をプレスリリースとして発信しましたので、こちらからご覧ください。