見落としがちな「温熱環境」。家を建てる前にしっかり知識を身に着けよう

憧れのマイホーム・・・多くの人にとって家づくりは「初めての体験」でわからないことだらけではないでしょうか。初めて家を建てる時は、間取り、設備、収納、外観、耐震性能など決めなければいけないことがたくさんあり、情報収集や勉強が必要です。

この時、どうしてもキッチンなどの設備や間取りなど、生活に密着した目に見える部分ばかりを意識しがちですが、実は建ててから簡単に変えることのできない、基本性能をしっかりと考えることが大事。意外と知られていないのですが、住んでから毎日を気持ちよく快適に過ごすためには、家の中での暑い・寒いといった住まいの「温熱環境」が大きく影響します。

住まいの温熱環境を調べた人は、家を建てた人の1割

しかし残念なことに「温熱環境」という言葉は、一般的にはまだ馴染みの薄い言葉です。家づくりをする時に、温熱環境についての知識・情報について、どれくらいの方がしっかりと調べているものなのでしょうか。快適空間研究所で実施した生活者調査の結果をみてみましょう。

家を建てる前に温熱環境を調べたかどうか
     
「かなり調べた・調べた」と回答した人は全体の10.5%、一方で「あまり調べなかった・調べなかった」人は62.4%と大多数の方は温熱環境について調べないで家づくりをしているという結果になりました。

温熱環境について調べた人は家の満足度が高い

では家づくりの時に温熱環境について調べた人と調べていない人では、住まいの環境や住んでからの満足度に違いがあるのでしょうか。

温熱環境について調べた度合いに応じて、「起床時の居間・食堂の室温」と「住まいの温熱環境の満足度」について比較してみました。

冬の居間の気温と温熱環境を調べたかどうか

上記のグラフは、起床時の居間・食堂の室温を比較したものです。調べなかった(「あまり調べなかった+調べなかった」)人に比べて、かなり調べた(「かなり調べた+調べた」)人は室温の平均値が約3℃、少し調べた人は室温の平均値が約2℃高い結果となり、あたたかい住まいに暮らしている傾向にあることがみえました。

温熱環境の満足度(家の建築する際に温熱環境を調べたかどうか)
住まいの温熱環境の満足度についても、住宅検討時に温熱環境について調べた人(かなり調べた+調べた)は、満足度(たいへん満足+やや満足)が81.1%と高くなっている一方で、調べなかった人の満足度は38.4%となり、調べた人の方が満足度が高い傾向にあることがわかりました。

温熱環境の知識を得て、あたたかい住まいで暮らそう

家づくりを検討する時に住まいの温熱環境についての知識や情報を得ることで、あたたかい住まいに暮らせるようになる傾向が高いことがわかりました。

せっかく建てたマイホーム。毎日の暮らしの中で、暑さや寒さのストレスを感じることなく気持ちよく過ごすためにも、家づくりの際にしっかりと温熱環境について情報収集し、勉強することが大事ということですね。

「温熱環境」というと、難しいイメージがあるかもしれませんが、あたたか族ホームページ内でも、わかりやすくお伝えしていきますので、家づくりを御検討中の方は、ぜひ他の記事も読んでみてください。

▼参考:あたたかい住まいづくりに必要なこと
https://www.atatakazoku.com/category/build/necessary