住みながらできる断熱リフォーム。写真でわかる窓、壁、床の施工方法

「住みながらできる断熱リフォーム。部分的な施工で、気軽に、短工期を実現」で紹介したNさんご一家は、2011年に購入した建売り住宅にお住まいです。しかし、冬の寒さに我慢ができず、ついに断熱リフォームを決意しました。

Nさんの場合は、住みながら部屋単位で、しかも6日間という短期間で断熱リフォームができました。ここでは、N邸で実施した断熱リフォームの手順とポイントについて紹介します。

こちらが、断熱リフォームを実施したN邸の間取図です。
間取図と断熱リフォームした箇所

断熱リフォーム1:窓はすべて内窓を取付けて二重窓に

断熱リフォームでは、熱損失の大きい窓を断熱窓にすることも大きなポイントです。N邸では、すべての既存の窓はそのままに、窓の内側に樹脂製の内窓を取付け、二重窓にして断熱性能を高めました。

窓の取付けは簡単にできます。

1)あらかじめ採寸してサイズオーダーした樹脂製の内窓を用意。

あらかじめ採寸してサイズオーダーした樹脂製の内窓を用意。

2)室内へ搬入。
室内へ搬入。

3)室内側に窓枠を取付ける。
室内側に窓枠を取付ける。

4)障子(ガラスをはめ込んだ部材)を枠内に設置して完了。
障子(ガラスをはめ込んだ部材)を枠内に設置して完了。

内窓取付け完了後の窓はこんな風になっています。

リフォーム後の窓

左はリビングの掃き出し窓です。手前にペアガラスの樹脂製の内窓を取付けています。床を見ると、既存の窓と後から取り付けた内窓の間にフローリングが見えていて、床や壁をはがさずに、そのまま取付けたことがわかります。

右は寝室の窓です。奥が元々あった網入りシングルガラスのアルミ製の窓で、手前が後付けしたペアガラスの樹脂製の内窓です。

断熱リフォーム2:既存の壁に石膏ボード付き断熱材を施工

N邸では、1階の寝室の壁2面、2階の北側のトイレと洗面所の壁に石膏ボード付き断熱材を張りました。家全体ではなく、特に寒さを感じる場所の既存の壁に断熱材を取付けたのです。

施工が簡単な石膏ボードを複合したネオマ断熱ボードは、リフォーム専用の断熱ボードで、厚さ約30mmのものを使用しました。

1) 内窓を取付けてから、窓回りの寸法に合わせてネオマ断熱ボードをカット。
内窓を取付けてから、窓回りの寸法に合わせてネオマ断熱ボードをカット。

2)石膏ボードが約10mm、ネオマフォームが20mm。専用のふかし枠材を取り付けて、内窓の枠の厚さ内にぴったり納まる。
石膏ボードが約10mm、ネオマフォームが20mm。専用のふかし枠材を取り付けて、内窓の枠の厚さ内にぴったり納まる。

3)ネオマ断熱ボードをビス留めしていく。
ネオマ断熱ボードをビス留めしていく。

4)茶色の部分がネオマ断熱ボード。隙間無く張り、その上にクロスを貼り、見切縁などを取付けて完了。
茶色の部分がネオマ断熱ボード。隙間無く張り、その上にクロスを貼り、見切縁などを取付けて完了。

断熱ボードの約30mm分、室内が狭くなりますが、「施工後の圧迫感などは感じられない」とNさんは話します。

施工完了後の壁

断熱リフォーム3:床材をはがさずに、床下から断熱材を充てん

N邸では1階の床全面に断熱材を施工しました。施工は床下から断熱材を充てんするという方法です。フローリングをはがす必要がないので、室内側での工事は発生しません。

用いたのは、厚さ60mmのネオマフォーム。とても軽いので運び入れるのも簡単です。

厚さ60mmのネオマフォーム

1)ガレージを利用して断熱材をカット。ネオマフォームは丸のこ等により、現場で切断できます。

ガレージを利用して断熱材をカット

2)床下の様子。ブルーのものが元々入っていた断熱材です。その断熱材の下から新しい断熱材を充てんしてビス留めします。
床下の様子。ブルーのものが元々入っていた断熱材

新しい断熱材を充てんしてビス留め

3)施工が終わった床下。隙間無く充てんされました。

施工が終わった床下。隙間無く充てんされました。

大規模な工事が発生しない断熱リフォームが可能!

窓、壁、床に断熱リフォームをしたN邸。作業の流れをみるとわかるように大規模な工事が発生しないので、家の中で生活しながらリフォームできます。次回は、この断熱リフォームによって、どれくらいの効果があったのか、温度の変化などを紹介します。